受動喫煙対策『逃げ道』ですよ
自民党受動喫煙防止議連「150平方メートル超」
規制は「広すぎて論外」と反対論続出
こんなニュースが出ていました。
これは厚生労働省が30日に公表した受動喫煙対策(他人のたばこの煙を吸い込む)が
昨年3月に厚労省が公表した当初案と比較すると大幅に後退する内容だったためです。
さらに、今回の案に対して自民党の受動喫煙規制派は猛反発をしています。
少なからず自民党内でそのような反発が起きているということは良いんですが
当初の案からは大きくずれた改正案は『逃げ道』でしかないと思います。
今年は2018年です。2019年のラグビーW杯があります。もう来年です。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックがあります。もう再来年です。
そこに向け、政府・厚労省は健康増進法を改正して、受動喫煙防止対策の強化を目指している。はずなんですが・・・・
大手飲食店でもモスバーガーが大きく利益を減らしたとニュースになりました。
その代わりにマックが利益を伸ばしました。
この同業種で大きく岐路を分けたものは『タバコ』です。
モスは分煙、マックは禁煙。
これだけが理由とは言えませんが、家族連れや学生をターゲットにすれるのであれば差は大きくなります。
まして喫煙者が減っている中での結果なので。
受動喫煙防止対策に向けて努力していた塩崎前厚労相。
しかし、その後を継いだ加藤厚労相は自民党の緩和派に寄っている方で、厚労省内での受動喫煙防止対策強化意見との板挟み状態。
その中での先月末のニュースですから、党内でも大変でしょう。
でもそれよりも現場の飲食店の方が大変なんですよ!
先にも書いたように世界の中での日本舞台は来年から始まります。
公共施設などが禁煙になったとしても、では海外のように路上でタバコが吸えるかというとそうではありません。
すでに路上禁煙禁止法があるので、この問題をどうるのかという問題にもなります。
国か土地を買い取って喫煙所を作り、短時間で認知させる方向に行かないと海外の方々は路上でタバコを吸い、吸い殻を捨てます。
もう時間はありません。