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2019-02-12

しあわせな午後の日


日曜日、午前中にお店に来て掃除をしていました。
その時に外で気になることが・・・



日曜日によくあることなんですが
スコッツマンはあの外観の影響なのか
よく写真撮影スポットになります!

モデルさんを使った本格的な撮影や
カメラ愛好家さんがモデルさんでポートレート撮影
最近はカメラ女子軍団の撮影

まっ、絵になってくれるのは嬉しいです(笑)


ひとり覗いては写真を撮る女性


奇麗な身なりをした、おばさん。
スマホで色んな所を撮っていました。



そしてドアを開けて店内に!

『掃除中すみません。開店は何時からですか?』

お客様か!と思い『15:00からです』と。


すると




TVを見て岡山から来たんだけど帰りの新幹線があるから
15:30には出ないといけないんです。
その時間でビールを1杯だけ頂いて

フィッシュ&チップスは食べることはできますか?
ここに来たくて、来たくて、やっと来れました!


その間、ずっと笑顔なんですよね。
15:30かぁ~。
15分前に提供できるようにしますから来てください。

そう言うと

ありがとう!ありがとう!


って、何回も何回も頭を下げるんです。

匠にも状況を説明して45分にフィッシュが出せるように
仕込みなどを全部調整してくれと頼み準備続行!


14:30になり、いつ来店してくれてもいいようにして
14:40に看板のライトを付けようとコンセントを入れに外に出ると
向こうから手を振りながら『ありがとう!ありがとう!』って
小走りで走ってこられました。

紙袋を手渡されました。
チョコが入っていました。
早めに開店をしてくれることへの心遣いでしょう。
有難く頂戴しました。


カウンターに案内をして
直ぐにフィッシュ&チップスを提供し
1/2のギネスを1杯を。



目の前に並んだギネスとフィッシュを嬉しそうに写真を撮り
手づかみでフィッシュを食べ始め
ギネスを流し込みと、なんだか慣れてる人だなって思いました。


話を聞くと英国が大好きなんだそうです。



英国旅行に行ってはパブをはしごして楽しんでるそうです。

そんな方が何で岡山からスコッツマンに来たんだろうと思い
その部分を聞いてみました。

パブを好きな人がやってるパブに来たかった!


正直、その言葉の重みを感じました。
僕にとって、この神楽坂は16歳のころから好きな場所です。
そこでフランス料理店を出すことが当時の夢でした。
それがバグパイプの影響でパブが好きになり
やはりパブとして神楽坂に出店をし
地元のお店になろうということは忘れずに
地域の人と関わりお店に立っています。


それは、人によっては当たり前ではないことです。

『45分しかないけど楽しんでほしいな♪』

そう思いバグパイプ演奏しましょうかと提案をしたら
『オールド・ラング・サイン(Auld Lang Syne)』が聞きたい!
という事だったので演奏をしました。

演奏中もずっと笑顔でいてくれました。
片付けしてまたカウンターに戻ると15:00直前。
そろそろ本格的に開店だなと思っていると・・・

次々にお客様の来店(笑)

一瞬で満席のなか、話をしながらお仕事。
その間、その方はお客様お話をしたり楽しそうに過ごしていました。

東京駅に向かう15:30になりました。



お店を出る際にも、何度も何度も

ありがとう!ありがとう!


って頭を下げられるんですよね。

今度は友達と一緒に来ますからと言い
何度も振り向いては頭を下げながら歩いていきました。

何とも清々しい40分間。
僕の方こそ何度も頭を下げて『ありがとうございます!』と
言っても言い足りないほどの気持ちを頂きました。

ちょっと落ち着いたころに頂いたチョコを食べようかな!
って思って紙袋を見ると



本当にありがとうございます


と表に書いてある封筒が入っていました。
中を見ると手書きのハガキが入っていました。


cof


そして営業後にPCを開いてメールを見たら
その方からメールも来ていました。


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しあわせな時間をありがとうございました!

バグパイパーの素適な店長小貫友寛様


心満たされて新幹線に無事乗車致しました。
ライン開通を試みましたが出来ず近い日に息子かイギリスの先生に
今日の日の頂いたご親切を自慢しつつ頼んでみようと思っています。

取り急ぎメール添付にて

バブパイプのオールド・ラング・サインの余韻に浸りながら
しあわせな午後の日の写真をお送りします。

今日はほんとうにありがとうございましたm(__)m

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心温まるお手紙ありがとうございました。
改めてパブをしていて良かったと実感をしました。
だからこそ続け広めていきたいと。


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