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2015-04-22

今の自分の業種を考えて


今日は朝の早いうちから移動を開始しました。

目的は農家さんに会いに行くこと!

今回はトマトを専門で育てている農家さんです。

詳しいことはスコッツマンのブログに書きましたので
読んで頂けたらと思います。
食材の旅と農家さんとの出会い

DSCN1322

 

色々な話をしました。

そこで改めて考えさせられたことが有りました。

 

僕が今いる業態、それは「クラフトビール」という業態です。

いつの間にか自分の店は古株になっているわけですw
しかも敷居も高いですww

 

今の業界の主流というのは「多種類・均一料金」です。

これは業界の人なら直ぐにでも分かることと思います。

そこで、農家さんと話していて思ったこと・・・

 

農業は凄いな!

 

スーパーで売られている野菜よりも
少量生産され土地も生産者様もハッキリと明記され
形もバラバラ・・・だけど美味しい!
そういう野菜が近年は受け入れられているとこまで来ました。

それは物の価値が認識されたのだと僕は思っています。

農作物というのは自然の影響を全体で受け入れるものです。
でも、そこと逆もあるんです。
受け入れなく、ただ育てられる作物もあるということです。

 

「食」に関しては多方面から問題視されるがゆえに
意識をし始めた人が多く
でも、そういう事態を重く感じ、捉えた人々が多いので
原点回帰ではないですが
「在り方」という部分に帰ったのだと感じています。

 

が、故に!

 

「自分がいる業界の価値」というものを考えられずにはいない訳です。

 

作り手さん(醸造所)は大変だろうな・・・と。

例えばですが、アメリカでは大手のビールは1ドルだとしましょう。
でもクラフトビールと言われるビールは倍の2ドルで販売をされています。

 

単純な数字と見た時に利益も2倍にならないといけないんです。
少量生産だから大手の1/2のい生産だとしても
利益としての数字が生まれていると。

 

しかし、日本ではそういう価値はあるんでしょうか?

 

安くないと売れない!

 

そういう時代なのかもしれません。

と、言ってしまえば・・・それだけなんです。

 

生産者様が育て造り上げたもの販売側(飲食店)は・・・・
どう捉えているのかなと考えてしまいます。

 

正直な話。

僕のお店の価格って他のお店より高いと思います。

そこには流通コスト、人件費など
多方面からのコストを計算した上での設定です。

この価格には「美味しい」というものも含まれています。

 

お店のブログもそうですが、徹底的に調べます。
色々なビールを調べようと思うと
自分のお店のブログに当たるのは不思議な感じもしますが
僕はそこに提供をする側としての誠意を大切にしています。

 

そういうことも含めた「価値」が重要。

 

でも、今の流れで行くと
価値 < 価格

なんですよね。

これを逆転しないとダメなんじゃないかと心配になります。

 

ただただブームに乗っての商売はつまらないと思うんです。

僕が商売にしているのは「コミュニティー」です。
そこに上手い料理とお酒があるんです。
その提供しているものの価値を伝えながら。

 

こんなこと言っているから敷居が高くて
なかなか来れないって言われるんですよ(笑)

 

でも、重要なことだと僕は考えています。

 

 

 

 


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コメント2件

 かく | 2015.04.22 23:23

あのクオリティのお食事、雰囲気、高くないと思います!でなければ何時もあんなにお客様でいっぱいでないですよ(笑)

 tomohiro | 2016.05.16 17:47

かくさん
いつもありがとうございます。
日々努力のみですね!

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