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2015-01-30

飲食店とタバコ


見るからにパブという外観のスコッツマン

海外のお客様も入りやすいく、先日はカウンターが全員、海外の方。
そして今日も開店直後は海外のお客様が多かったです。

その中で話題になったのが「禁煙」ということ。

イギリスから来られている方で日本に10年以上住んでいる方で
日本語も本当に上手でした。

「日本でこのスタイルの店で完全に禁煙にするのは難しかったでしょ!」

そんな言葉をかけてくれました。

確かに当初は店内禁煙、店外喫煙で玄関脇に灰皿を設置していました。
しかし、神楽坂という土地で商売をすることで思うことが出てきました。

お酒が入り、タバコという共通言語で友だちになれ
外でタバコを吸いながら話をし、笑い、声も大きくなり・・・

深夜でも同じ。

住居の中にあるお店です。

もし、僕がお店側でなく、住んでいる側だとしたら
深夜に外で大きな声で話しをし、笑い。
朝にはタバコの吸い殻が落ちていたら・・・!!!!

近所の方が家族で来てくれ際にお子様も一緒に来ている時に
横でタバコを吸っている方がいて
その煙がお子様の方に行ってたら・・・!!!!

禁煙2

そう、思って灰皿の設置を止めるに至ったわけです。

この決断に迷いは一切なく即決でした。

「東京の飲食店はどこもタバコの臭いがする」

そんなことも言っていました。

「分煙もアレはあんまり意味が無い」

そうとも言っていました。

少し前なら日本人の方が欧米の方がタバコをどこでも吸っている
なんて思っていたかもしれません(きっとそうなはずですが)

そんなことはなく、
先進国の欧米の方が飲食店での禁煙は当然のマナーになり
その先進国の中にある日本(東京)は後れを取っています。
と言うか、全然至っていない。

オリンピックに向け東京都も動くはずです。
街の中に灰皿を設置したり、条例を決めたりと。

2020年まで5年しかありません。
たった5年です。

その前の年にはラグビーのワールドカップが日本で行われます。
この時を予行練習と考えたとしたら、実質4年しかありません。

オリンピック禁煙

タバコが吸えなくなるとお客様が減って売上が落ちる!

そういう声が一気に上ると思います。

でも、それは言い訳です。

スコッツマンでは店内、店外も禁煙です。
お店に来られてタバコを出している方には

「禁煙ですので、他のお客様でタバコを吸われる方が混乱しますので
しばらくの間、しまって頂くようご協力下さい。」

と言います。

外に吸いに行く人には

「神楽坂は路上喫煙の地域になっていますので喫煙はおやめ下さい。」

とも言います。

もし、ポイ捨てなどする場合には、

「携帯灰皿も持たずに路上でタバコを吸って、しかもポイ捨てですか?
お客様のようなマナーの分からない方がいるから他の喫煙者の方が困るんです。
捨てた吸い殻を拾ってきて下さい。」

ここまで僕は言います。

何度も罵倒されたことがあります。
怒って帰ったかたも多くいます。

僕の店のルール、地域のルールですから。

禁煙1

でも、そういう方は少数派です。
実際はこちらの要望を聞いてくれ、滞在中はタバコを我慢してくれてます。

ですからお帰りの際には

「ご協力ありがとうございました。」

この一言を帰り際にお伝えします。

タバコを吸わないでいてくれた事への感謝の一言です。

そんなふうに言われると、我慢してくれていてくれた方は

「あっ、我慢できてた!」

なんて言う方もいます。

早い段階で完全禁煙にし、取り組んできて良かったと思う1日でした。


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